今昔遊戯事情

小学6年の息子はここ1年ほどフォートナイト(ニンテンドースイッチ)、
小学3年の娘はあつまれどうぶつの森とマインクラフト(スイッチライト)で
それぞれ1日1時間程度の約束で、遊んでいます。

「現代の子はゲームやスマホばかりで外で遊ばない」などという声を
よく聞きますが、はたしてそうでしょうか?

 

僕の子どもの頃の遊び

昭和56年生まれの僕は子どもの頃何をして遊んでいたか、思い出してみました。
・友達と外遊び(基地作り、公園でサッカー、野球、缶蹴り、田んぼでカエルなどの小動物取りなど)
・友達と家遊び(ビックリマンシールやカードダスなどのコレクション、またはファミコン)
・自宅でゲーム(ファミコン、スーパーファミコン)
・マンガを読む、絵を描く

上記は大体小学校1年~中学校1、2年、つまり6歳~13、4歳くらいの間の事です。

初代の「ファミリーコンピューター」が任天堂より発売されたのが1983年。
周りの友達では、早い家庭では小学校1年から持っている子もいてましたが、
僕の家では小学校3年くらいまでは買ってもらえませんでした。
ファミコンが発売開始されてから7~8年後に手に入れた、ということですね。

 

ゲームを手に入れてから外で遊ばなくなったか?

待望のファミコンを買ってもらってから、毎日のようにプレイしていました。
ハマったと言えるでしょう。
じゃあ、その代わり外で遊ばなくなったか?といえばそんな事はありませんでした。

相変わらず外でも遊んでましたし、学年があがるにつれ行動範囲も広がり、
自転車で遠くの友達の家まで遊びに行く事も増えました。

 

子どもが“ゲームばかり”になるのは環境による

僕は母親から「ゲームは1日1時間」と決められていました。
大きくなるにつれその取り決めは徐々に、なし崩し的になり、
1時間だけで終わることは無くなりました。
ただ“約束”の重みは叩き込まれていたので、小学生のうちは
そこまでルールから逸脱することもあまりありませんでした。

また、友達もそのほとんどがゲームを持っていましたが、
放課後一緒に遊ぶとなると、外で遊ぶことが多かったです。
友達の家でも、ゲームしても良いが外でも遊びなさい、と
言われている家庭が多い様でした。

結局は家庭や周りの環境によるのだと思います。

 

今も昔もそう変わらない

自分が幼いころと、自分の子どもの遊び事情を見比べた時、
「同じやん」と思いました。そう変わりありません。
勿論これは自分の子どもを通して見知った狭い範囲ですが、
息子や娘に友達などの事を聞いても、稀に夜中までゲーム三昧な子がいるようですが、
概ね自分の子どもの頃と変わりないようです。

つまり「ゲームもするし、外でも遊ぶ」。ゲームと外遊びの比率も
同じような感じです。
子どもは時代は変われどその“精神性”までも変わる事はありません。
ただ、育つ環境、取り巻く環境は時代とともに変わります。
親はしっかりその是非を見極めた上で、時代にあった良識を
我が子に伝え教えていく義務はあるでしょう。

 

中学生からが勝負か

今の時代、親の手も目も離れる中学生くらいからが、間違った方向へ行かないよう
気を付けてあげなければならないんじゃないか、と感じています。
理由は「スマホ」です。
ゲームではなく、TikTokやSNS等、不特定多数の人と繋がれることが容易に可能な
ツールが簡単に手に入ってしまうのは、正直怖いです。

中学生などまだまだ“子供”です。
子供ですが、思春期として親の目を盗み、悪い事とわかっていても
少々のことはしてしまうのが中学生。
知り合いに聞くと、今どきの中学生はクラスの2/3くらいはスマホを持っているようで、
それが当たり前の時代というのは受け入れなければいけません。
が、そんな中学生がスマホなんて持つと・・と考えると、ちょっと怖いです。

いざと言う時の為に正しい判断が出来る人間になるよう、
小さな時からしっかりと倫理的教育をしていかなければならないかと思います。