怖い話①

昨日7/5放送の「しゃべくり007」で、King&Princeの平野紫耀さんが
「耳元でギャーっと叫ばれたりとか、僕の周りバーッて走ったりとか・・」という
自宅での怪奇現象の話をしていました。

それで思い出しました。

「備瀬のおっちゃん」の話

僕の父の古くからの友人に「備瀬のおっちゃん」が居ました。
彼は残念ながらすでに亡くなっているのですが、独り身だった彼は、
僕が子供の頃よく家に遊びにきていました。

彼は元プロのドラマーで、僕に音楽の事を教えてくれたり、
遊んでくれたり、「優しさの塊」みたいな人で、僕も慕っていました。

僕が小学校4~5年くらいのある日、久しぶりに家に遊びに来て、
いつもはニコニコしているのですが、浮かない顔をしています。

母が「どうしたん?何か元気ないね」と聞くと、
「実は半年ほど前から妙なことが起こっている」とのこと。

おっちゃん曰く、
・耳元でときおり男のしゃべり声がする
・それがここ2~3ヶ月で徐々に鮮明に聞こえ始めた
・どうやら3人の男が見えない自分の後ろに憑いているみたい
・聞こえる頻度も多くなってきた
・最近では自分に話しかけてきて、脅かしたり酷い事を言ってきたりする

そんなことを話しだしたのです。
僕ら家族は、彼が嘘をつくような人ではないことをよく知っていたので、
「怖!なんやそれ」「いっぺん霊媒師かお寺とかで視てもらった方がええんちゃう?」
などと言って心配していました。

後日談

その後しばらく音沙汰が無く、半年後くらいでしょうか、
家に来たとき両親、僕ともに早速「前の話どないなったん?」と聞きました。

その後おっちゃんは、いよいよ四六時中のように耳元で話しかけられ、
半ばノイローゼになりかけ、藁にも縋る気持ちで伝手を頼って
「本物」だと評判の霊能者の存在を知り、伺ったと。

その霊能者の居る場所に地図片手に向かっていると、商店街を向こうから
一人の初老の男性が歩いてきて、すれ違いざまに「突然失礼ですが、
よくないものが憑いてます。私視えるんですが3人ほどの男性がいますので、
この先に能力の高い先生がいるので、もしよかったら視てもらった方が
良いですよ」と声をかけられ、びっくりしたと。

「いや、実はその先生の所に行こうとしていたところで・・」
「あぁ、それは良かった。しっかり祓ってもらった方が良いですよ」
という事で初老の男性と別れ、先生の居るという雑居ビルの小さな部屋に
入った瞬間、大地震かと思われるほど部屋が揺れ、轟音が耳に響いたそうです。

驚きつつ中の扉を開け霊能者の先生に対面すると、その先生は開口一番
「部屋が凄い事になってるんじゃない?すっごい嫌がってるわ」。
その後視るまでもなく、「質の悪いのが2人ついてる、もう1人は守護霊で
2人からあんたを守ってる。清めの塩と水を部屋に備えて、この札を
部屋のどこどこに張りなさい」といった指示を受け退出。

さっそく言われたとおりにすると、徐々にではあるが声も遠のいていき、
聞こえる頻度も減ってきた。ホッと一安心やわー、と笑っていました。

「いや笑ってるけど・・」話を聞いて僕の家族全員、信じられないけど、
世の中には信じられない事がほんまにあるんや、となんとも不思議な気持ちでした。

まとめ

僕はいわゆる「霊感」といったものや、霊が視える、聞こえる、感じる
ということも一切ありません。
ただその「備瀬のおっちゃん」の話は信じています。
嘘を言うような人じゃない、というのもありますが
この世には科学で説明できない何かがある、と思っているのもあります。

その後、僕自身が2度不思議な体験をしているので、
余計に霊や魂というものを肯定しているのかもしれません。

僕の体験は次のブログで。