最も「広告効果」のあるものはなにか?

自分のブログ集客もままならない僕が言うのもなんですが・・
一応、総合広告代理店に15年勤めてきた経験から言うと、
もっとも広告効果があるもの、それは「TVの取材を受ける事」だと思います。

広告ってどうやって出すの?

広告をしたい場合、普通は、
売りたい商品やサービスがあれば、そのターゲットを明確化し、
そのターゲットが見るであろうメディアを想定します。

男なのか女なのか、年齢層はどうか、趣味嗜好は、所得層は・・etc.
これらターゲットの「ペルソナ」を明確化していくことにより、
ターゲットと合致するであろうメディアの洗い出しができます。
ここまで販促マーケティングと言えます。

メディアの選定が出来ると、あとは広告内容を決めていきます。

純広告?タイアップ広告?大きさは?原稿内容は?動画?など、
メディアに合わせて、最も効果的であろう出稿方法を考えていきます。
もちろん限られた広告予算と相談しながら、です。

この辺の、提案~アシスト全般が広告代理店の役割です。

広告は極論「博打」です

広告というのは事前にどれだけ綿密に計画して出したとしても
最終的な結果(効果)は、蓋を開けてからでないと分かりません。

なぜなら、変な言い方ですが広告効果というものは、
個々の「人間」が起こす行動結果だからです。
行動を起こしてもらうために、予測できるありとあらゆる策を練って
広告を打つわけですが、最終的にはやはり分かりません。

そういった意味では「博打」であると言えます。

その辺の不確かさを解消する方法として、「アフェリエイト」広告があります。
要するに成果報酬型で、成果があった分の広告料を支払う、
という形で、効果が不確かなものに最初から決まった広告料金を払う事を
回避できます。
しかし成果報酬と言えど、反応の数自体が少なければ意味はありません。

やはり広告は「売り手側の発信」するものである限り、
どうしても消費者心理にある一定のストッパーをかけてしまうのは
しょうがないでしょう。

もっとも広告(宣伝)効果のあるもの

以上のことから、また僕自身が実際にクライアントに聞いた話から、
もっとも効果があると言えるのが「TVの取材」でした。

「取材で取り上げられた」という事実は絶大な効果があるようで、
実際の売り上げでも、集客でも、問い合わせ、その他諸々
反響がすごいようです。

そしてそれは一過性のように思いますが、一気に上がった知名度を基に
広告やSNSなどで販促露出することにより、持続可能です。

なぜ「取材」だとそんなに反響があるのか?
それは、取材されたという事実が「本物だ」と思わせるからでしょう。
広告という「売り手側」のものではなく、
わざわざメディアが取材に行く事実が、一般人に信用を与え、
行動に移させるのです。

「TVの取材」などと言うと、僕たち広告代理店の立場は無くなる訳ですが、
事実なのでしょうがないです。

まとめ

取材は他にはない「独自」でないとなかなかされません。
取材されたくてテレビ局などにアプローチすることは
無駄ではないかもしれませんが、
それだと「広告」と変わりません。

「取材されるような対象」であるからこそであって、
売り手側はその辺も少し頭の片隅に置いておきながら
日々販促に勤めるのも良いかもしれません。