自治会問題
先週5/15(土)は、娘の9歳の誕生日でした。
早いもので9歳、されどまだたった9歳です。
なんとも捉えがたい年齢の様な気がしますが、
娘を見ていると、日々新しい単語を使ったり、
解釈や、言動行動を見せてくれて、
確実に1歩1歩成長していることを感じます。
とにかくこの先、ケガや病気なく健康に育っていってくれれば、
それ以外に望むことはありません。
自治会総会
さて5/16(日)は、朝9:00より、僕の住んでいる地域の
自治会総会がありました。
うちの自治会は総数32戸と少ないのですが、
とにかく“高齢化”が進み、それが今後の自治会における
様々な問題、懸案として話し合われました。
因みに地域には我々のような“単一自治会”がいくつも集まり、
広域連合自治会という、もうひとつ大きな自治会の傘下に属しています。
連合自治会では、地域の防災訓練や、夏祭りなどの各種イベントがあり、
それぞれの単一自治会から、その都度応援やお手伝い要員が
強制ではありませんが、徴収されます。
自治会員の高齢化における問題・懸念点
具体的に挙げてみます。
・各役員における連合自治会の会合が月1ペースでしかも夜にあり、
出席にともなう労苦が大きい。
・連合自治会関連のお手伝いが、体力的に厳しい。
・単一自治会内での資料作り(PC作業)などの主な業務が
高齢により難しくなってきた。
・単一自治会内での掃除(2か月に1度)も、特に夏場などは体力的にキツい。
・高齢における病気や、デイサービス利用などから、役負担全体的に厳しい。
ざっと挙げただけでもこういった問題があります。
堺市では市→区→連合→単一自治会という図式に乗っ取り、地域の情報が
降りてきます。
「負担軽減の為に連合を脱退するのはどうか」という意見もありましたが、
それだと有事の際に救援物資や非難における各サポートがスムーズに受けられない事から
出来ません。
結果、今の立ち位置は変えず、いかに負担要素を削除できるか、という消去法での対処しか
方法はありません。
よしんば責任感の強い若い人が現れ、自治会のほとんどの役を率先して担ってくれたとしても、
もしその人が引っ越しをしたら結局元通りな訳で、根本的な問題解決になりません。
やはり、年齢関係なく各住民が出来る限り「平等」に、どこまで負担を軽減していけるか、
費用負担をしても外部発注を検討するなど、抜本的な「仕組み」から考えていかなければなりません。
高齢住民と地域
日本における高齢化社会がうたわれて久しい現在、同じような問題に直面している
自治会、町内会は日本全国にあるようです。
高齢者の社会進出も盛んではありますが、反面、どうしても病気や体調、
妻や夫の介護などが発生した場合、やはり物理的行動を制限せざるを得ないでしょう。
“高齢”と言っても60~70代と80代ではかなり違ってきます。
では仮に住民のほとんどが80代となった場合、自治会や町内会の役は「まだ動ける」人や、
若い人がその責務を全て背負わなければならないのか。
同じ自治会費を払っていて、「80を超えて体が思うように動かない」という理由で、
役員免除をし、その分若い人が仕事以外の時間を労力をかけ、
免除者分も地域の為に動かないといけないのか。
地方の山間部や田舎の、古くからの村落社会では、次世代の若い人が
お年寄りを“労う”という面でも、地域を背負っていく、という事もあるでしょう。
高齢者を労い労わるべきなのは、田舎も都会も同じで、社会通念上の常識ではあります。
しかし、ニュータウンなどの比較的新しい、街も地域文化も住民もある程度流動的で
常に新陳代謝をしているような地域では、色々な考えの人もいます。
「常識は理解できるが、自分も同じ住民なのだから、年齢は関係なく住民は平等だ。
自分たちだけが役を負担するなど不公平」という考えの人が居ても不思議ではありません。
最後に
以前より高齢化社会問題は、ニュース等でも様々に取り上げられてます。
その多くが俯瞰的視点からで、GDP低下や年金問題、
若者1人あたりの高齢者を支える人数→社会保障負担増などばかりですが、
実は自分に直結するくらいの身近に問題はあるのです。
自治会問題は自分の生活にも影響する話なので、
もし今住んでいる地域が気に入っていて離れたくなく、
しかし同時に自治会問題があった場合は、地域住民でしっかり話し合い、
可能な限り皆が納得できる形を作り上げていく必要があるわけです。
色んな人が居てそう簡単にはいかない為、行政の相談窓口や
業者におけるコンサルなどもあるようです。
しかし、実際住むのは「自分達」です。
手を貸してもらうのは良いでしょうが、
最終的には自分達が自分達の手で住みよい地域を作り上げていかないといけない
と思っています。
それにはまず個人的感情や要望などの「気持ち」はひとまず脇に置いておき、
“自分達はどういった問題に直面しているのか”と、
“自分達が一番望ましい状態は何か”を明確に共有し、
その上で1つ1つ解決への話し合いを重ねていくしかない、と思います。
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