妻が自分が勤務する病院で手術~入院中

妻のガン再発疑いを以前の記事で書きました。
https://tsumakan.blog/post-985/

当初、ガン疑い箇所の摘出と病理検査の為の手術は
10/25予定でしたが、
急遽手術枠が空いたとのことで、10/10(日)入院~10/11(月)手術を
しました。
手術は腹腔鏡手術で、無事に成功しましたが、
術後かなり痛むようで、かわいそうでなりません。

仕事面ではまだ安心

妻は自分が看護師として勤務する病院で手術~入院しているので、
「科」は違えど情報共有の点から、休養などについては心配はありません。
(上司の科長はあまり良い顔をしなかったようですが・・)

術前検査や問診の度に、知り合いや看護学生時代の友人知人と顔を合わせ、
その度に「えッ!?いっちゃんどうしたん?」などと声をかけられてました。

いいのか悪いのか、心強いのか迷惑なのか分かりませんが、
本人にとってそんな事いちいち気にしてる場合ではないようです。
でも僕にとっては、ともすれば塞ぎ、孤独感を感じる状況で、
友人や同僚のいる環境に妻を置くことは、少なからず心強く感じます。

何も出来ない自分の無力さが悔しい

妻は一昨年から神経鞘腫、子宮頸がん、でまた再発疑いと、
3年連続で「死」が頭をよぎる時間を、本人はもちろん僕も過ごしてきました。

この間、当たり前ですが僕はなにもできません。
医師に委ね、現実を受け止め、妻に寄り添うしか出来ず、
ほんとに自分からは何も出来ません。
「超能力で治せたらいいのに」などと非現実的な事はさすがに思いませんが、
例えば自分がもし医者だとしたら、その知識や経験から
何かしらの具体的な希望を見出し、妻を安心させる言葉をかけられるかもしれません。
もちろん医者だからこそ逆に厳しい現実を知ることになるかもしれません。

どうしようもない事ですが、やはり改めて自分の無力さを実感し、
悔しい気持ちになってしまいます。

なるべく心を平穏に保つように

受け止める現実が厳しものであればあるほど、アタフタとあがいてしまいます。
そして落ち込み、どうしようも無い事を考えてしまいます。
それをここ3年で身をもって体験しました。

ただ、事ここに至って思いますが、あがいてもどうしようもない事に囚われ、
鬱々と毎日を過ごすことが良いわけありません。

「前向きになれ!元気を出せ!」などとは言えないし思いませんが、
それでも少しでも心を平穏に、穏やかにすることに意識することが出来れば、
前向きな気持ちも芽生え、現実に対して冷静に対応することも出来ます。

そういった心の土壌を育成することは、病気などで辛い状況に置かれた人や
その家族にとって、とても大事なのではないかと思います。

病理検査結果はまたブログで報告したいと思います。