妻のガンが再発疑い~キャンサーギフト~

前回のブログで僕が適応障害になり、休養したと書きました。
https://tsumakan.blog/post-980/

実はその休養に入った9/1の前日、8/31(火)に、妻のガンが
再発したことが定期健診後の診察で医師より伝えられました。

妻のガン

妻のガンに関してはこちらに詳しく書いてますが、簡単に時系列で書くと、
・子宮頸がんの為、2020年7月末に卵巣を残して子宮全摘出(準広汎摘出)
・その後2か月に一回の定期健診を続け、2021年2月に半年検診の「造影CT」にて
腫瘍疑いありとのことでPET検診、PETではガン反応なく卵巣部分の癒着の影だと判明。

そして今回の半年検診での造影CTで、左のリンパ部分に1.5cmの塊が見つかり、
腎臓の炎症もあることから「残念ながら再発と考えてください」との告知を
8/31に主治医より受けました。

もやもやする結果に

告知1週間後の9/7(火)に診察で、「体の他の部分への遠隔転移などないか調べる為、
PETを受けて欲しい」とのことで、9/9(木)にPET検診を実施。
その結果を昨日9/14(火)に聞きに行きました。

結果は「他の部位での反応は無いどころか、今回の1.5cmの塊もガン反応は無かった」
という事を言われました。

結局、悪性と良性の可能性が五分五分、ということで、10月末、腹腔鏡手術にて
処置と同時に病理検査にかけることが決まりました。

僕が言いたい事

結果がどうとか、妻の病状がどうという事を今さら伝えたい訳ではありません。
去年、子宮頸がんが判明してから、もっと言うと一昨年神経鞘腫が判明してから
診察の度、検査の度、結果を聞きに行く度、手術の度、
その都度毎回、想像を絶する大変な心配をしてきました。

本人はもちろん、僕も、両方の両親も。事情を知っている僕の上司や、妻の同僚。
ごく親しい友人。そして自分の子ども。
皆が心配し励ましてくれ、また暖かい言葉と惜しみない協力をしてくれました。

そして何より僕自身が、本当に言葉では言い表せないくらい色々と考え、
不安、心配、恐怖などあらゆる「負」の感情に苛まれました。

その中で妻が自分にとってどれほどかけがえのない存在か。
僕の人生にとってどれほど必要な人かを、
改めて身をもって文字どり痛感したのです。
「知ってたはず」の事が実際は想像以上でした。

気付きは贈り物

人の温かさ、大事な人の存在の重さ、家庭と自分、そして自分自身の本当の想い。
それら全ての大切な本当の中身を改めて認識し、
今まで特に意識してこなかった「当たり前の日常を送れる事」が
どれほどありがたい事かを感じ、心から感謝しました。

まさしく「キャンサーギフトだな」と感じます。
もちろんガンだけではなく、他の病気やケガ、あらゆる人生の「苦難」でも
気付き得られる事かもしれません。

まとめ

僕は思います。
「不幸」か「幸福」かではない。
不幸であっても幸福であっても、そこからどんな事を感じ、どれだけの事に気付き
感謝できるか。
その感謝を今後どれだけ周りの人にお返しできるか。

それは人生にとって非常に重要なことだ、と。