息子の“プチ反抗期”への対応

最近小6の息子の言葉遣いが荒くなってきました。
機嫌が悪い時に限りますが、妹に対して「はよしろや!」「知るか!」
「はあ?ほんまもうええって!」といった口調です。

妻に対してもボソッとそれに近いことをいう事がありますが、
僕には全くありません。
なぜか。
・僕が怒ると怖すぎる
・息子がイラ立つような問い方、言い方をしない
この2点だと思います。

怒っても意味がない

注意レベルはしょっちゅうですが僕は息子・娘に対して、
よほどの事が無い限り怒りません。
「よほどの事」とは何かというと、暴力を振るったり、人の努力を嗤ったり、
約束をやぶったり、などですが、それらの事をめったにしませんし、
しても怒鳴って叱ることは僕もほとんどしません。
ただ、たまにブチ切れて怒る時はめちゃくちゃ怖いと思います。

そもそも怒鳴ってもしょうがないと思っています。
怒鳴って叱っても、ただ「怒られるのがいやだから」となりかねず、
それだと叱る意味がありません。
叱る・怒るというより、
「なぜそれがダメなのか」を説きつつ、「それをしたのはどういう気持ちからか」
という事をこちらが把握することが大事です。
これは僕にとって大事な“子育て指針”の1つです。

息子の叱り方→話し合う

では冒頭のように息子がひどい口を聞いたり乱暴だったりした時の対処法として、
どうしているか。
それは、話し合います。
または極力話し合おうとこちらからアプローチをかけます。

話し合い方として僕は最初にいつも「あっくん(息子)の怒る気持ちは分かる。〇〇が
嫌やったんやろ?」と、気持ちを代弁するとともに、息子にも気持ちを吐き出させ、
把握します。起承転結でいうと「起」です。
次に「承」は、怒られている直接原因を述べて改めて本人に「自分がした事」を
認識させます。そして「あっくんもそれは悪い事やと分かってるはずや」と説きます。
「転」は、ひどい言葉を言われた相手など、相手の気持ちを僕が代弁します。
「こんな風にいわれたら辛いよ。おまえもそう思うやろ?」と。
「結」では謝るなり、話し合うなりして自分で“手打ちの方法”を考えさせ、促します。

根気は要りますが、僕はこの方法で今まで子どもと向き合ってきました。

やってはいけないこと

子どもを叱る際、やってはいけない事は「かぶせ気味に叱る」です。
こちらがイラっとして言葉を発する前に一呼吸おいて、状況確認する必要があります。
「早くしなさいっていてるでしょ!」→今ちょうどやろうとしてるかもしれません。
「ゲームおしまいって何度言うてるの!」→ちょうどやめようとしたところかもしれません。
「〇〇あかんで!」→〇〇ではなく別の事をしようとしていたかもしれません。

毎日子どもを見ていると、どうして親は“行動予測”から、早合点し先回りして
子どもを叱ってしまいがちです。
または子どもの言う事を「言い訳」だと早合点し遮って怒ってしまいがちです。
でも、もしこちらの勘違いで叱ってしまったとすると、子どもからすると
「不本意極まりない」というやりきれない気持ちから、親への不信~反発へと
繋がる可能性があります。
実際我が家でこういったシチュエーションの時、妻などはたまに子どもから
「もうママ最後までちゃんと聞いて!」「それを今言おうとしてたのに!」などと
言われてる時があり、そんな時子ども達の顔は心底悔しそうです。

 

まとめ

“子どもだから”という先入観は捨てて、子どもと言えど一人の“人”として
尊重することが、親としては大事なんじゃないかと考えています。

小学生に上がるころには子どもたちも周りの状況を把握し、分析してます。
「自分がどういった扱いをされているか」という事も分かってきつつある中で、
心休まる場所であるべき「家庭」で不当な扱い受けていたらたまりません。

反抗期だろうがなんだろうが、子どもとしっかり向き合い
互いに尊重できる間柄を構築していくべきだと思っています。