僕の“プチ”ファスティング

「ファスティング」という言葉、最近知りました。
なんでもかんでもカタカナや英語風にトレンド化するのは個人的には嫌いで、
「断食でええやん」と思ってしまうのですが、最新の医療・美容情報の観点、または
断食とは違う本来の“内臓を休める目的”という意味でもファスティングと呼ぶようです。
今ではダイエットの代名詞的な感もありますが、
まあその呼び方の方が女性にも受け入れられやすいんだろうな、というのも理解できます。

あまり太らない体質

今現在の僕は身長171㎝、体重58㎏で少々痩せすぎレベルです。
骨格は普通なのでガリガリには見られませんが、子供の頃から“痩せ体型”で
大学時代は51㎏なんて時もありました。
社会人になってからも、特に何もせず58㎏前後をずっとキープしてました。
特に小食ではないのに、多く食べても太らなかったのです。

それが今の仕事に就き、30歳前後の時に職場で後輩が出来ました。
小さな会社なのでたった1人の後輩です。
毎日昼食に誘い、話を聞き、バカ話もしつつで2年ほど経った頃、
「なんか体が重いな・・」と思って体重計に乗ると63㎏。
2年で5㎏太っていたのです。

僕の身長で63㎏だとまだ平均体重にちょっと足りないくらいですが、
明らかに下っ腹やあご下に肉がついているのです。

他は痩せてるのに下っ腹だけポコッと出ているので
なんだか“餓鬼”みたいで、鏡見て「気持ち悪っ!」と思いました。

いつの間にか“プチファスティング”実践

それがあってほどなく、後輩君が退職。同時にあるクライアント案件で
昼食もとれないほど忙しく日々となり、
なんとなく自然と“昼食抜き”の毎日を過ごすことになります。

最初は空腹感が辛かったのですが、多忙で次第にそんな事考えなくなっていき、
1年後くらいにフト「あれ?腹へっこんでる!」と気付きます。
体重を量るとは58㎏。
2年かけて5㎏太ったのが、1年の「昼食抜き」だけで落ちたということになります。

7~8年前の当時、まだ「ファスティング」という言葉もなかったと思いますが、
(少なくとも耳にしなかった)
なんとなく「プチ断食ってええんちゃうか?」と思ったのを覚えています。

ダイエット以外に実感したこと

僕の場合の「プチファスティング」は主に月~金のみで、以下のような感じです。
・7:00朝食にパン(トースト1枚程度)とコーヒー
・日中、口にするのはほぼお茶かコーヒーのみ
・19:30夕食はガッツリ
なので月~金は12時間30分ほぼ食事を取ってないという事になります。
因みに土日は3食ガッツリ食べますし、平日も100%昼は食べない!というほど
厳格な訳ではありません。

こういう毎日を送って、ダイエット以外に「ええんちゃうか?」と感じた点は以下。
・吹き出物ができなくなった
・仕事中眠くならなくなった
・体重とは違う意味で体が軽く感じる
・元々快便だったが、より良くなった
・風邪をひかなくなった

人によりけりでしょうけど、ネット等で後で調べてみると概ねこういった効果が期待できると
書いていて、僕の場合は体にも合っていたのか当てはまったのでしょう。
そして何より夕食や休日の食事が「楽しみ」になったんです。
毎日ランチを食べているときは、そんなに楽しみに感じる事などありませんでした。

まとめ

妻が子宮頸癌になった去年2020年に、「家庭で日頃から何かできないか」と
色々調べてたのですが、その際いわゆる“食事療法”というのを知りました。

癌には糖質制限やビタミンCが良い、ブロッコリーやゴーヤが良いetc..
藁にもすがる気持ちで調べる中、「断食」も出てきました。

詳細は省きますが理由として、断糖効果はもちろん「自己免疫を高める効果」
が期待できる、という事で、細かく調べるにつけ人間の自己再生能力に
驚かされました。

僕が毎日の「プチファスティング」をし出してから調子が良くなったのも、
無関係ではないかもしれないな、と思っています。

因みに、ジムに通ってもなかなか体重が落ちなかった父親に、
僕の「プチファスティング」を教えたところ実践したらしいのですが、
半年で2㎏、1年で約4㎏ほど落ちたそうで喜んでました。

やっぱり試してみる価値はありそうです。