看護師の妻を持つ夫の本音~子育て編~
前々回の記事で「看護師の妻を持つ夫の本音~家事編~」
を書きました。
今回はその~子育て編~を書いてみたいと思います。
子どもの「放課後問題」
妻が看護師となって働き始めた一昨年2019年時、我が家の子ども達は
下の娘が小学校1年生、上の息子が小学校4年生でした。
当時は放課後の「学童」に通わせていましたので、
なんとか“子供の放課後居場所問題”は逃れていました。
当時お迎えは18:30~19:00頃。
19:00を過ぎると学童内の児童でも最後になることもあり、
正直胸が痛かったです。
小学校低~中学年などまだまだ手も心配もかかる
7歳と10歳。まだまだ手もかかり、目も離せない時期です。
学童に預けているとはいえ、その間も「友達と上手くやってるかな」など
心配は尽きません。
そんな中、去年息子が「学童を辞めたい」と言い出します。
いじめや友達関係などの問題があったわけではなく、「辞めて家で留守番をしている」
という友達が増えてきたから、というのが理由なようです。
でも「小5にもなって学童に行っていることが恥ずかしくなってきた」が本音だと思います。
息子が辞めたいと言い出すと、娘も兄が辞めるなら寂しいから自分もやめたい
と言い出しました。
僕と妻は話し合い、「放課後から親が帰宅するまで家で留守番」が出来るかどうかを
守るべきルールも含め、家族でもじっくり話し合いました。
そして去年、子ども達2人は学童を辞め、同時にキッズケータイを持たせました。
家庭運営していく上で、看護師の妻のシフトが基準
看護師の妻がいると、妻のシフトを基準にして他の予定などを組みます。
土日祝の休みや、習い事、学校の行事や昼食夕食をどうするかなど、細かな事まで
すべて妻のシフトを基準にして前もって対応を考えていかなければなりません。
なぜなら、「妻が対応できない事は全て僕が対応しないといけない」からで、
シフト把握は必須です。
もちろん妻も前もって対応できる部分は対応してくれるのですが、
シフト把握した上で、
とにかくどんな情報でも出来る限り「共有」することが、
予定外の問題回避の手段だと思っています。
妻が看護師であることでの子どもの対応・問題点
子ども達自身は、生活環境やリズムの変化にもある程度すぐに慣れて
対応できるようになっていきます。
それよりも次の問題は「子どもへの対応」です。
看護師に限った事ではないですが、特に夜勤と日勤を繰り返し、
また心身ともに疲れる看護師という仕事をしていると、
家でどうしても「疲れ」が出てしまいます。
夜勤明け、疲労困憊して帰宅し、すぐさま子ども達が「ママ!ママ!」と来れば、
(ちょっと静かにしてくれ~)(休ませてくれ~)と思ってしまうのは当然です。
あまりしつこい場合はどうしてもキツい口調でたしなめたり、
約束していた宿題を終えてなかった時に怒ってしまったり・・
疲労から子ども達への対応も常と違ってしまう、という看護師ママさんは
多いかと思われます。
ママと子ども、両方にとって良い方法
そうならない為には次の2点が重要です。
①パパが盾になる(ママを欲する子どもの気持ちをしっかり汲んだ上で)
②パパが居ない時の為に、普段から子どもに「家族を思いやり労わる気持ち」を教える
①は②を身をもって体現し教える良い機会でもあります。
また、小学校2~3年生にもなれば、人を思いやる気持ちもしっかり理解でき、
子ども自身にも芽生えているはずです。
「甘えたいけど疲れているだろうしちょっと我慢」をさせたとしても、
その分、その後で思いっきり甘えさせてあげれば良い、と僕は思っています。
またある意味「情操教育」にも繋がるのではないでしょうか。
「人に優しくする」「人の事を想いやる」「相手の立場になって考える」
こういったことの基礎を教えられる機会でもあると思います。
もちろん子どもにとって親は“絶対的な味方”でないといけませんので、
「気を使う」「我慢」「遠慮」という方向には行かないようにするのは
いわずもがなです。
まとめ
看護師の妻を持つ夫にとっては、子育ても一見すると「負担」ばかりに
目がいってしまいます。
しかしそれは「個」で見ているからで、本来は単位として「家族」で見ないと
いけないはずです。
「家族」として見た場合、負担ではなく“協力”です。
「パパからの一方的な協力」ではなく、
家族だれかの負担が増えたら誰かが自然に協力する。
さらに、「家族全員で協力する」という形が、自然に形成できれば
それは素晴らしい理想の家族だと思っています。
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