僕はこうして「子どもの癖」を治した
現在小6の息子は小2~3頃に爪かみ、小3の娘は幼稚園の頃指吸いの癖が
それぞれありました。
今は2人とも癖は治っています。
今回は僕なりの方法で「どうやって子どもの癖を治したか」を
書いてみたいと思います。
子どもの癖
僕の子ども2人は冒頭で書いた癖が元々あり、
それも“たまーに”というレベルではありませんでした。
最初は「大きくなるにつれ自然と治るだろう」と思っていましたが、
治るどころか徐々に頻繁になっていきます。
昼日中でも無意識に口に手が行き、息子の爪はボロボロで深爪、
娘は親指に「吸いだこ」が出来るほどでした。
自分の経験からも余計心配になり
「何か精神的につらい事があるのか?」「寂しい思いをさせているのか?」
などと2人の姿を見ていてとても心配になりましたが、何より
僕自身が小学生の頃爪かみの癖があり、学校で「とっさに指を隠してしまう」といった
経験があったので、この先の子ども達の事を思うと「なんとか止めさせてあげたい!」
という気持ちが募りました。
「癖を治す方法」を探るも・・
普段から癖を見かけると「ダメよ」と声をかけてはいましたが、
まったく効果はありません。
ネットで情報を探しても精神的なケア方法は載っていますが、それらは普段から
実践済みのことばかり。
癖治し用の手袋や、指に塗る「苦い味」のする商品などはありますが、
それで強制的に止めさせても根本解決にはなりません。
何より、どんな方法でも結局は「子ども自身に1人で乗り越えさせる」という印象で
そこに引っかかっていました。
そこで「どうにかして一緒になって克服する方法はないか」と考えた結果、
「癖治し表」を思いつきます。
癖治し表~息子~
これはカレンダー方式で、毎日チェックしていくもので、
その日1日爪かみを我慢できたら、僕が絵を描いていくというものです。
↓こんな感じです。
毎日夜に息子に「今日はどうだった?」と聞き、
「ちょっと噛んじゃった」「噛みそうになったけど我慢したよ!」
といった報告内容によって、絵とメッセージを変えています。
これがとても嬉しかったようで、「面白い!」と、いつしか毎夜
楽しみにしてくれるようになり、この絵の“変なキャラ”に
褒めてもらいたいがために、意識して爪を噛まないように
頑張っていたようです。
表に描く際、最初から爪のチェックはあえてしていませんでしたが、
最後の方には自分から「こんなに伸びたよ!」と見せてくれた時は
本当に嬉しかった・・
この表を最後まで埋めた夜(表の右下のゴール)、しっかり伸びた爪を
切ってあげました。
その頃には「爪を噛む癖を克服できた自信」がみなぎっていたようで、
「これからも爪見てくれていいよ、噛めへんから!」との堂々宣言。
それ以降、実際に爪は噛んでいません。
癖治し表~娘~
この兄の姿を見て、娘も「自分もしてほしい!」とのことで、
娘の「指吸い治し表」も作り、スタート。
娘は幼稚園年長くらいだったので、息子にまして無邪気に喜びます。
就寝中はしばらく指吸いが続きましたが、
朝起きてから寝るまでの「目を開いている間」は、このたった15日間で
見事に克服。
遊びの延長で癖を克服するキッカケくらいになればいいかな~と初めた僕が
この結果に1番驚きました。
癖を克服できた想像できる理由
・子どもには言葉より目に見える方法の方が伝わりやすい
・「我慢する」ことより「楽しみ・喜び」の方が勝った
・自分1人での対応ではなく、「パパと一緒に」が楽しかった模様
・義務ではなく遊びの延長としての「イベント感覚」
・我慢できたことにより「我慢」が「自信」に変化した
・毎夜のチェック時、自己申告以外の確認などは一切しない
後で考えてみてこんなところかなと思います。
もちろん、克服できたのはたまたま僕の子どもに合ったやり方だったから、
かもしれず、他の子どもには全然通用しない事も大いにあり得ます。
でもこの表と実際癖が治ったことを見た友達のママさんは
「これは子どもの心理にあった良い方法だ、うちでも試してみる」
と、絶賛してくれました。
まとめ
子どもというのはその子1人1人の性格はもちろん、親子関係、家庭環境など
様々な要因が複雑に絡み合って個性を形成します。
子どもに悩みがある時は、その子の個性を1番よく知っているであろう親が
その子に合った解決方法を考えるべきです。
しかしそれは年齢が低い時期ほど難しいです。
そんな時は「親も一緒になってする」という事を軸に
解決方法を探ってみるのも良いかもしれません。
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