具体的に何が大変なのかと、それを大変と思わない事が大事

2021年3月15日

僕のように、まだ手のかかる年齢の子どもを持ち、自分も会社員なりのフルタイムの仕事をしていて
妻が看護師だと具体的にどういったことが大変なのか。
勿論、人によって大変だと感じる部分や度合いは違うでしょうが、思うことを書いてみます。

大変な事

一言で言うと「家の事など自分がやらないといけない事がたくさん」だからですが、
実際にしてみないとこの大変さは分からないと思います。
僕は子どもの事筆頭に、ある程度家がキチッと回らないと嫌で、当初妻に任せるとそこが上手くいかず
まずストレスに感じました。
夕食が遅くなり、子どもの就寝時間が遅くなり、その上洗濯やその他家事も残っている、といった
状況になり、僕が「手伝う」レベルだと足らないなと早々に感じ、そこから家事に本腰を入れました。
仕事も早く帰るようにし、事前に確認しておいた買い物リストを帰宅途中に済まし、
妻が夕食を作っている最中に子どもをお風呂に入れ、乾いた洗濯物をたたみ、夕食後は食器を洗い、
翌日ゴミの日ならゴミを出しておき、犬の散歩がまだなら連れていき、お茶がなければ作り、
といった様なことを、帰宅から就寝までの２～３時間の間に全て済ませておきます。
大体疲れて子どもたちと一緒２２時頃に寝ます。

土日祝など休日妻が仕事だと朝７時頃に起き、子どもと妻の朝食を作り、妻を職場に車で送り、
犬の散歩へ行き、掃除洗濯などをしてるともうお昼です。
昼食を作り、午後子どもたちを連れて遊びにいったりし、夕方に帰り、買い物、犬の散歩、
夕飯の準備、妻を迎えに行き、夕食を出し、食器を洗い・・・わしゃ奴隷か！笑
まあほとんど自分の時間などは作れないといった感じです。

今現在は子どもも下が今年小３、上が小６とだいぶ手がかからなくなりマシになった方ですが、
それでもまだまだ、です。やっぱりまだ親が生活のリズムを整えてあげないといけないと思い、
それにはこちらが必死でタイムスケジュールを組み、１つずつスピーディにタスクをこなしていかないと
追いつきません。

以上は物理的というかハード面での大変な事ですが、これらにはソフト面・精神的なしんどさも
ついてまわります。１日子どもの面倒を見ると分かると思いますが、ケンカ、宿題、
２～３分１回の「パパ見てー！」。他にも、あれ無いこれ買わなきゃあれやらなこれもしとかな・・
ということが家事にはいちいち付きまといます。
心が疲れない方がおかしいです。

「大変」と思わない心持ち

妻のため家庭のためと必死に動いても、自分の心が疲れてしまっては本末転倒です。
なので、大変さを大変と思わない、自分なりの意義を見いださなければいけません。
僕の場合は「家が回らないストレス」より、自分が大変でも家事をこなし「うまく家庭を回す方」が
心の満足が大きい、ということに早々に気が付きました。
それ以降は、少なくとも自分の理想の実現の為なので、そこまで大変だと感じないようになりました。
つまり「望んでやってる事だ」という意識になったのだと思います。
また、自分が動くことにより少しでも妻が休めたり楽になるなら、という気持ちもあります。
妻の大変な苦労を側で見ているから、自然に労いや労りの気持ちが芽生えます。
僕は結婚当初、「妻には求めない、求めるなら与えよう」とひそかに決意しました。
実際はなかなかうまく出来ず「もうちょっとこうしてくれたらなぁ」と求めたり、期待してしまうことも
まれにありますが、その度に「そんな事思うなら自分でしよう」と考えを改めます。
勿論、これお願いねと頼むこともありますし、妻も何もしない訳ではなく、家の事で自分のするべきことは
してくれているので、僕も信用と思いやりの気持ちを持てているのだと思います。
要は、自然にとるべき比率のバランスに収まってきた、という事だと思います。
ここまで来るのには、相手への不満からケンカになったり不満をぶつけるという事もありました。
ですが、しんどい時に「こういう部分がしんどい」と正直に相手に話す事で、お互いの気持ちや
考えを理解、共有でき、徐々にうまく収まってきたのだと思います。
義務的な「妻のために」ではなく、気持ちが通じあった上で本心から「妻のためにしてあげたい」
と思えれば、大変さもある意味喜びに変えられるのではないか、と思います。